NABIの問題点
毎日が楽しいNABIの生活ですが、ここは途上国のガーナ。
問題もたくさんあります。特に課題となっているのが
・教育問題
・生活環境問題
・経営問題 の3つです。
1、教育問題
NABIの子供達の教育は大変です。食後のお皿の片付けや歯磨き、シャワーなどなど、一人でできないことやサボってしまうことがしばしばあります。トイレがあるのに草むらでしてしまうことや、些細なことで喧嘩することは何回も。こういう時にどう行動を取るべきか示してくれる親がいればいいのですが、孤児である彼らにはそれがいません。2、3人のスタッフでは全員をカバーするのが難しい状況です。


夜、寝る前にはみんなで歯を磨きます
毎食後、子供達は自分が使ったお皿を洗うことになっています。
2、生活環境問題
孤児院の設備も十分ではありません。トイレは水洗式ではないので、下水の強烈な匂いが個室に充満します。ゴミの収集業者はいないのでゴミは裏庭に山積み。多くなったら火を放って焼きます。食事の献立は毎日変わり映えがせず、野菜が慢性的に不足しています。



紙、缶、プラスチックなどが無秩序に放り込まれています。
食事にはトウモロコシや豆などが多く使われ、野菜などは不足しています。


トイレは悪臭がひどく、子供達も使いたがりません。
3、経営問題
NABIはスイスのボランティア団体とアレックスという現地人によって設立された孤児院です。運営資金の大半はスイスの団体からの寄付で賄われていました。しかし2014年にスイスのボランティアが支援から撤退、現在は孤児院のオーナーであるアレックスがポケットマネーを使って運営しています。しかし彼の身に万が一があったら、、もし彼のポケットマネーが底をついたら、、、とても安定した経営とは言えません。
NABIを支える人たち
NABIは多くの人や団体によってその運営が支えられています。私たちShare Step以外にもドイツのボランティア団体とICYEなど、民間機関から派遣される個人のボランティアがいます。また上述の通り、2014年まではスイスの団体がNABIの経営を支えていました。
支援内容はそれぞれの団体ごとに特色があります。例えばICYEから派遣されるボランティアは孤児たちの面倒を見たり学校で授業を教えたりします。ドイツの団体は施設の改善を中心に活動している印象で、トイレをはじめに建設したのも彼らです。私たちShare Stepは生活環境の改善、そして私たちの最終目標である農業を通じた経営の自立に取り組んでいます。
これはあくまで大まかな分担であって、ICYEのボランティアが設備整理をしてくれることもあれば、私たちが子供達の世話をすることもあります。

私たちの活動についてはこちらで報告します!
生活環境改善サポート
経営の自立サポート
